ドッグフードの歴史を遡ってわかる
現代の犬の食生活の常識は
常識じゃなかった件
様々なお客様から犬の食事に関する
質問を今までたくさんして来た中で
皆さん、食事に正解を持っていない
と言うふうに感じたので
原点に立ち返って
長生きしてもらうために
犬に合う食事と言うものを
今一度調べ直してみようと思い
【ドッグフードの起源と歴史について】
このブログでは触れたいと思います。
そもそも
肉食動物は肉を食べ
草食動物は草を食べ
雑食動物はその両方を食べる
肉食と草食はシンプルに何を食べるべきか
もう答えが載っているようなものですが
雑食動物はどうでしょう?
バランスが大切だと大雑把に言われていますが
ずいぶん曖昧すぎるような気がします💧
犬は肉食よりの雑食動物と言うふうに
よく紹介されていますが
これが本当なのか?と疑問に思います。
何故かと言うと、犬の体を調べると
圧倒的に肉食に適した体の作り方をしています。
では、なぜ雑食動物と今現在呼ばれているのか
考えて見ると、すでに矛盾していますね
雑食動物と呼ばれるようになったのは
人と共に暮らす中で、雑食に適用するのが
犬の生存戦略的に理にかなっていたからだと
僕は考えていました💡
自分で狩りをするよりも
人間から食事を分けてもらった方が
はるかに楽ですからね
その食べ物が体に多少合わないものでも
楽ですから、食べるに決まっています💡笑
現在の犬の食事の主流はドッグフード
と言うふうに常識的に決まってしまったのか
ドッグフードの起源と進化の歴史をまとめてみました💡
犬の食事の変化の歴史から考える
現代の犬に適した食事とはどんな物か?
1. 手作り食
紀元前~古代
内容: 犬は人間と共に生活し、余った肉や骨、狩猟後の残り物を食べていました。
背景: 犬の祖先であるオオカミは完全な肉食でしたが、人間と共に暮らすようになり、雑食に適応。
例: 獲物の骨、内臓、調理前の食材の端材。
*塩田の小言
ここから人と犬との歴史が始まって、人の食事を分けてもらう関係性を築くことで
犬は食料に苦労しなくなったんだなあ〜
19世紀~1950年代
内容: 家庭で調理した食事が主流でした。パン、スープ、肉の切れ端など、人間の食事の延長線上にあるものでした。
背景: 商業的なペットフードが登場する以前は、手作り食が一般的でした。
*塩田の小言
第二次世界大戦の影響で人も栄養面まで考えた食事を十分に摂れていなかったから
犬には人の食事の余り物を与えていた家庭が多かったのではないかな?
ペットフードが登場するまでは人も犬も生き延びる事に必死な時代だったんだろうな…
2. ドライフード
1860年代
内容: イギリスのJames Sprattが、船上で捨てられたビスケットを犬が食べているのを見て着想を得、犬専用のビスケット「ミートファリヌ」を開発。
材料: 小麦粉、ビーフの血液、野菜。
*塩田の小言
船の乗組員さんが食べる、保存性を上げるために塩でしょっぱく味付けした乾パンみたいな食事があって、まずいのを仕方なく食べてたんだって。
不味いし状態悪いのを港に捨ててたんだって。
そしたら、港にいる野良犬たちがそれを美味しそうに食べていて
それを見たイギリス人が、『おぉ!これ商品化したらいけんじゃね?』みたいな感じで
それを商品化したのがドッグフードの始まりなんだって💡
ここが犬の食事がwin-winから、人間都合の食事に大きく変わった分岐点なのかな?
1950年代
内容: 押出成形技術が開発され、現在のカリカリタイプのドライフードが誕生。
*塩田の小言
扱いやすく、保存性が高い点が評価され、一般家庭に普及していくんんだけど、この押出成形技術てのが今の安価なドライフードで使われている物で、高温で蒸して圧力をかけるエクストルーダー製法なんだよね💡どんないい食材を入れても高温かつ高圧力で押し出す過程で栄養素は殆ど壊れてしまうし、タンパク源は熱によって熱変性ってのを起こして身元不明タンパク質に変身するのさ…
3. ウェットフード
1920年代
内容: アメリカで馬肉を使用した缶詰のドッグフードが登場。
*塩田の小言
輸送手段の変化により馬が余剰となり、安価なタンパク源として馬が利用されたらしい…ビックリだね〜😅
1950年代
保存料や酸化防止剤が導入され、より多様な材料が使用されるように。
牛肉、鶏肉、魚などが一般的に使われるようになりました。
背景: 第二次世界大戦後、缶詰製造技術が向上し、品質や嗜好性が改善されました。
4. フリーズドライ
1940年代
第二次世界大戦中に軍用保存食として開発された技術。
*塩田の小言
軍事技術が市民の生活に転用されることが多いけどフリーズドライもだったんですね!カーナビも軍事技術だよね〜 『必要は発明の神』とはよく言ったもんだ。
1970年代
内容: フリーズドライ技術がアウトドア食品やペットフード市場に応用される。
*塩田の小言
保存性と栄養価の高さが評価され、特に自然派志向の飼い主に支持されてる印象
フリーズドライにも実は種類があるのよ!!今度話すね!!
5. 生食(BARF)
1990年代
内容: オーストラリアの獣医師イアン・ビリングハーストが、オオカミの食生活に近い「BARF(Biologically Appropriate Raw Food)」を提唱。
*塩田の小言
この考えが現代の考えの主流となっていて、Raw Foodに出来るだけ近付けて
各家庭で手作りしてあげるのが、犬の体に合っていると考えられています💡
2000年代以降
内容: 冷凍やフリーズドライ技術により、生食の保存性と安全性が向上。
背景: アレルギーや皮膚疾患に悩む犬への対応として普及。品質管理が徹底されたプレミアム製品が市場に登場。
*塩田まとめ
歴史を遡って見てみると、保存技術の進歩と共に品質は上がっているのが分かる
19世紀に入り1950年にかけて人に寄りつく関係のバランスが犬が人に譲歩というか
人から貰った方が遥かに狩をするより楽に生きられるよね💡となり、それに甘える形
で人間の技術が犬の食事に生かされてきた経緯がある。そして1990年に入ってからBA RFの考えをもとに、犬に合わせた食事を再現するように変わって行き、2000年代以降は、人の技術を犬の体に合わせた食事を再現すること使うようになり、やっと剥がれが互いを思いやる共存win winの関係性になってきたのかなと考えています。
いかがでしょう?
歴史をさかのぼってみると
ドッグフードの始まりは、人間本位の起源であり
現在になって、やっと犬に合わせた食事が広まってきているという流れなんですね💡
最後まで読んでいただきありがとうございました😉
次のブログでは
犬の体に合わせた食事の代表格
B A R Fとはどんな考えの食事なのかを
詳しくご紹介したいと思います🎵
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