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執筆者の写真水村 桃果

気をつけたい皮膚トラブル⚠️膿皮症について💭

暑くてジメジメした季節に特に注意したいのは皮膚トラブル⚠️

そしてこの時期1番の大敵になるのが湿気💧

湿気が多くなるとカビや細菌などが発生しやすくなるので皮膚トラブルになりやすいです😥

また夏の暑さで食欲や体力が低下し、暑くてあまりお散歩にも行けずストレスがたまり免疫力が落ちることで皮膚トラブルが起きやすくなります💦


その中で今日は特に多い皮膚疾患として膿皮症についてお話ししたいと思います💁‍♀️


膿皮症とは犬の皮膚に元々存在するブドウ球菌が異常に繁殖して引き起こる皮膚病です🦠

ブドウ球菌は健康な時は悪さをしないのですが、

・ジメジメとしていて高温多湿の時期

・皮膚のpHがアルカリに偏る

・免疫の状態

でブドウ球菌は増えやすくなり膿皮症の原因に繋がります😨


また膿皮症は大きく分けて3つに分けられます。

・表面性膿皮症:皮膚の表面で細菌が過剰に増殖した状態。


・表在性膿皮症:表皮や毛包内に細菌感染を起こした状態。一般的な膿皮症はこれにあたり、非常によく見られます。


・深在性膿皮症:皮膚の深い部分に細菌感染が広がった状態。



膿皮症の主な症状としては、

・お腹や背中を中心に比較的強い痒みを伴う赤いブツブツ(丘疹)やカサブタ見られる

・皮膚に膿が溜まる(膿疱)

・黄色いフケが見られる

・ドーナッツ状のフケを伴う発赤

などの症状が見られます⚠️

3日以上消えない湿疹が出たら病院へ行き見てもらいましょう💡



膿皮症の治療は大きく分けて2つ💡

①菌に対する治療

抗生物質の飲み薬や塗り薬などを使った治療になります。

ブドウ球菌は犬の皮膚に常にいる常在菌なので完全に無くすことはできません💡

なので飼い主さんの判断で皮膚の調子良くなってきたからと処方された薬をやめてしまうとぶり返したり再発する可能性があるのでしっかり飲み切ることが大切です!

また中断を繰り返すと原因菌が耐性菌に変異してしまう場合もあるので注意が必要です⚠️


②基礎疾患を見つける

また以下のような要因が皮膚のバリア機能を低下させて菌が増殖し膿皮症を引き起しやすくなります💦


・アレルギー:アレルギー反応は膿皮症の主な原因になることが多いいです◎

食物アレルギーや環境アレルギー(花粉やハウスダストなど)免疫系を刺激して皮膚の炎症や痒みを引き起こします。


・免疫不全:免疫不全の状態にあると細菌や真菌の感染が起こりやすくなります。


・内分泌異常:甲状腺機能低下症機能低下症やクッシング症候群など

これにより皮膚の乾燥や炎症が引き起こされ発症する場合があります。


・ステロイド剤の影響


このように基礎疾患から膿皮症を引き起こしている場合は、基礎疾患の治療を行いながら内科療法とシャンプー療法で菌に対する治療、膿皮症そのものに対する治療を行います💡


では膿皮症にならない為の日頃からできる予防策をいくつかご紹介します💭


・定期的なシャンプーで皮膚の清潔な状態を保つ🛁🫧


・わんちゃんの皮膚は人の3分の1程しかなくとても薄くデリケートです💡シャンプー後は皮膚が乾燥した状態になるで必ず保湿しましょう◎


・室温や湿度をエアコンなどでコントロールし快適な環境を維持する🍃


・皮膚の健康維持に必要なビタミンやミネラル、バリア機能に役立つオメガ6脂肪酸など栄養バランスが整った食事をする🍽


膿皮症はよく見られる皮膚病ですが、その背景には他の病気が隠れていたりする事もあるため全身に気を配ることが大切です✨️

また日頃から適切なシャンプー、ブラッシング、温湿度管理といったスキンケアを行い、こまめに皮膚や被毛の状態をチェックしてあげましょう🙆‍♀️


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